#40 あんがとな [MAJOR]
#39 チビの生きる道 [スラムダンク]
#38 努力の天才 [NARUTO]
#37 やさしく [タッチ]
#36 何だっけ [バガボンド]
#36 もうオレには…… [スラムダンク]
#35 がんばれ [ドラゴンボール]
以前、認めたくないやつの話をした(#3)。
http://manga-sokontoko.blog.so-net.ne.jp/2010-12-11
今回もそれに近い。
違うところは、自分よりも実力がなかったやつが、確実に自分を追い越したことでどうするのか。
必死な状況ではなく、冷静な状況で考えた。
結論は……。
孫悟空は、こう言った。
「落ちこぼれでも、必死になって努力すればエリートを抜くかもよ」(#2)
http://manga-sokontoko.blog.so-net.ne.jp/2010-12-10
それからときが経った。
ベジータと悟空はライバルであるが、一緒になって闘っていた。いや、正確に言うのなら、一緒は一緒だが、個別で敵のブウと闘っていた。
どちらが闘うのかをじゃんけんし、悟空が勝ち、ブウと闘う権利を得た。
ベジータは外野から闘いを見守り、この宇宙を懸けた闘いを冷静になって見た。
「カカロット…すごいヤツだよおまえは……。あの魔人ブウは、オレにはとてもかなう相手じゃなかった…あいつと闘えるのはおまえだけだ……なんとなくわかった気がする………なぜ天才であるはずのオレが、おまえにかなわないのが…守りたいものがあるからだとおもっていた…守りたいという強い心が、得体の知れない力を生み出しているのだと……たしかにそれもあるかもしれないが、それは、今のオレもおなじことだ……オレはオレの思いどおりにするために…敵を殺すために…そしてプライドのために闘ってきた…だが……あいつはちがう…勝つために闘うんじゃない。絶対に負けないために限界を極め続け闘うんだ…!…だから、相手の命を絶つことにこだわりはしない……あいつは、ついにこのオレを殺しはしなかった…まるで、今のオレが、ほんのすこしだけ人の心を持つようになるのがわかっていたかのように……アタマにくるぜ…!闘いが大好きで、やさしいサイヤ人なんてよ…!!がんばれカカロット…おまえがナンバー1だ!!」
結論は、最高なことを考えず、最低なことを考える。
「勝つため」ではなく「負けないため」には、どうするのか。
そのことだけを考える。
負けたときの自分を想像すれば、身も震えるぐらいの恐怖がある。
それなら強くなれるはずだ。
タカセ