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#38 努力の天才 [NARUTO]

「努力の天才だ」
by,ガイ先生(NARUTO)




「天才」と言われる人たちを、努力なしでは語れない。

むしろ、天才なんかこの世には存在しないのではないか。

生まれてから、何を努力するのか……

答えはそこにあるはずだ。






ロック・リーは、忍者になる前のアカデミーでいじめられていた。

彼には、忍になる「素質」がなかったのだ。

唯一できたのは、「体術」という技。
かんたんに言えば、格闘技の打撃技である。


「せんせー!!たとえ、忍術や幻術は使えなくても、立派な忍者になれることを証明したいです!それがボクの全てです!!」(リー)


彼は、忍者になれた。
そして、担当の先生であるガイにそのことを誓った。


それから、同じ班員である「天才」と言われるネジに挑むが勝てない。

毎日、厳しい自主トレに励む。
それでも勝てない……。

その様子を見ていたガイがリーに近づいてきた。

リーは悔しさのあまり、涙を流している。


「…確かにお前はネジと違う…忍術や幻術の天才でなければ体術の天才でもない…けどなァ、リー……お前もネジを超える力を…その可能性を秘めてる天才なんだぞ……。なぜならお前は…努力の天才だ
by,ガイ先生


だが、リーには信じられなかった。
努力をしたとこで、それが報われるわけでもなく、毎回ネジに挑んでもダメ。


「いくら努力してもボクは強くなれないんじゃないかって…怖くて怖くてたまらないんです!!」
(リー)


自分を信じない奴なんかに、努力する価値はない!!!」
(ガイ)


ガイは、あえた厳しくリーに言い放った。
なぜなら、ガイ自身が昔、リーと似ていたからである。

今では、ガイは天才忍者のカカシと互角の力。
むしろ、毎回ふたりは勝負をするが、ガイが勝ち越している。


「お前も自分の道を信じてつっ走ればいい!
オレが笑って見てられるぐらいの強い男になれ!!」
by,ガイ先生






たしかに、優れている人間はいる。

その人も努力をして、天才と言われるようになる。


リーのような人間もいる。

向いていな人もいる。

しかし、努力を怠らないことが「天才」になる近道なのではないか。

自分を信じること。それは自分にしかできないことである。

向いていなくても、信じて「努力の天才」になり、いつしか「天才」にもなる。




タカセ

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