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#48 そのとーり!! [スラムダンク]

「そのとーり!!」
by,桜木花道(スラムダンク)







犬猿のなかのふたり。
桜木花道と流川楓。


山王工業との一戦のことである。


流川は相手エースの沢北に苦戦を強いられていた。

しかし、流川は「パス」という選択肢を増やしたことで、オフェンスの幅が広がった。

要は、ディフェンス側からすると、流川を止めるのは難しくなるのだ。


沢北のディフェンスはあきらかに後手となっていた。

流川は一気に抜き去るが、そこに桜木が立っていた。


そう、桜木は流川からパスをもらおうとしたのである。

しかし、時間と点差を考えれば、あまりにも大きなミスである。


「税金みてーなもんだ……。おめーのヘマはもともと計算に入れてる………つっただろ。ど素人」
(流川)


桜木はこのことばに対して、怒りを抑えた。

そして、嫌いな流川に対して、『借りは即返さねばならない』のだ。


沢北からすると、この桜木のミスで助かった。

しかし、プライドは許さない。


「借りは即返す」
by,沢北栄治


「そのとーり!!」
by,桜木花道


流川を抜き去った沢北であったが、抜いた先に桜木が立ちはだかり、沢北のファールを誘う。


「おめーが抜かれる事くらい計算済みって事だ。ルカワ。わかったか。これでおめーに借りはなしだ!!心おきなくヤマオーを倒す!!」
(桜木)


桜木のプライドが許さなかったのだ。

流川に対して、借りを作ることが……。




タカセ

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#39 チビの生きる道 [スラムダンク]

「ドリブルこそ、チビの生きる道なんだよ!!」
by,宮城リョータ(スラムダンク)




スポーツの「チーム」で大事なのは、個性の融合である。

武器になるような個性があれば、チームはよりよいものになる。






湘北高校VS山王工業の試合は、何度もこのブログに書いている。

試合の終盤、山王は伝統の「ゾーンプレス」を湘北に向かって仕掛ける。
まさしく、底なしの体力である。


宮城は、山王のふたりの選手たちに阻まれる。
身長の高いふたりは、きついプレスを小さい宮城に仕掛ける。


抜くことができない宮城。

自称「神奈川県No,1PG」宮城。
片想いをしている湘北のマネージャー彩子は叫ぶ。


「リョータッ!!抜けえ、男だろっ!!」
(彩子)


「こんなでけーのに阻まれてどーする。
ドリブルこそ、チビの生きる道なんだよ!!
by,宮城リョータ


その瞬間、低いドリブルでふたりを抜き去る。




宮城は低い選手であるが、その特性を活かしたプレーをする。

それこそ「個性」である。






タカセ

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#36 もうオレには…… [スラムダンク]

「もうオレにはリングしか見えねえ」
by,三井寿(スラムダンク)









湘北高校VS山王工業の後半戦。

三井寿は、スリーポイントシュートを打ち続けた。

前半戦の一ノ倉のスッポンディフェンスが三井の体力を奪い、三井にはスリーポイントを打つことしかできなかった。


「宮城……オレを使え………あ……赤木が……スクリーンかけてくれる………オレがオープンになるぞ……見逃すなよ…!!」
(三井)


体力の限界をむかえているが、三井はパスを要求した。


「オレはもうあの6番を止められねえ。走ることも…抜くことも…何もできねえ……オレから3P(スリーポイント)をとったら、もう何も残らねえ…!!もうオレにはリングしか見えねえ
by,三井寿


赤木は、必死になって相手を身体で止め、三井がその瞬間フリーになる。
そして、三井がスリーポイントシュートを打つ。


スリーのほうが点をつめるたには効率がいいが、決まる確率は低い。
それでも、赤木が身体を張り、宮城がその瞬間を見逃さずパス、三井はスリーポイントシュートを打つ、はずれても桜木がリバウンドをとる。


その形式が湘北の攻撃スタイルになっていた。


「信頼」が生んだ攻撃パターンで、湘北は山王を追い上げる。





タカセ

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#34 泣くな [スラムダンク]

「泣くな。さあ整列だ」
by,赤木剛憲(スラムダンク)




「悔し涙」「嬉し涙」がある。

一人は悔し涙を流し、もう一人は嬉し涙を流した。








全国大会を懸けた、県予選の決勝リーグ。
4チームでリーグ戦を行い、2チームが全国大会の切符を手に入れる。

その大事な初戦、湘北高校は「常勝軍団」海南大付属高校と戦っていた。


「オレは、いつも寝る前に、この日を想像していた…湘北が神奈川の王者・海南とIH(インターハイ)出場をかけて戦うところを毎晩思い描いていた。1年のときからずっとだ」
(赤木)


赤木のそのことばから試合は始まった。
湘北の選手たちのモチベーションは上がった。


試合の終盤、湘北は海南大を追いつめる。

延長にいけば湘北の負けは確実であり、後半で試合の決着をつけなければならない。

残り6秒で桜木花道はリバウンドをとり、赤木にパスする。

しかし、そのパスは敵陣の選手に渡り、ボールをキープされ、無情にも試合の終わりを告げるホイッスルが鳴る。


桜木には信じられなかった。
呆然と立ちつくしていたところに、赤木が近づいた。


「これで終わりじゃねえ。決勝リーグはまだ始まったばかりだ。泣くな。さあ整列だ」
by,赤木剛憲


桜木は「悔し涙」を流した。
その涙が、桜木を変えたことは言うまでもない。



勝てば全国大会の切符を手にできる。
湘北VS陵南。


桜木と木暮の活躍が試合の終盤を制した。


陵南の監督、田岡監督は、試合が終わった後のインタビューで、


「私はあの2人を湘北の不安要素と決めつけていた。桜木は危険な素人。木暮は層のうすいベンチ要因として…だが彼らが試合を決めた。敗因は、この私!!陵南の選手たちは最高のプレイをした!!」
by,田岡茂一


赤木は試合が終わった後に、一人で立ち尽くしていた。

それを見た桜木は赤木に近づいた。


「さぁ整列だ」
by,桜木花道


「嬉し涙」を流した赤木に対して、桜木は自分がされたことをした。





お互いが涙を流した。

ともに違う涙を……。




タカセ








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#23 こういう仕事 [スラムダンク]

「こういう仕事はオレに任せろ」
by,魚住純(スラムダンク)




それぞれに仕事がある。

スポーツの世界では、特に団体競技では、与えられた仕事の役割がそれぞれ違ったりする。

それに気がつき、その仕事をこなしていくことで、チームはより強くなる。



SLAM DUNK 20 (ジャンプ・コミックス)

SLAM DUNK 20 (ジャンプ・コミックス)

  • 作者: 井上 雄彦











「湘北高校VS綾南高校」の試合が行われていた。
神奈川県からもうひとつの全国大会の切符を手にするために戦っていた。


後半のスコア59ー46で湘北リード。
しかも、残り時間あと6分15秒。
綾南は、4ファウルでベンチにいた魚住を出場させるしかなかった。


綾南は、湘北との試合前に、海南大付属との試合で魚住が5ファウルで退場になってしまい、その穴を埋められず、試合に負けてしまった。


その恐怖感から、綾南の田岡監督は魚住をベンチに退かせた。
しかし、湘北は魚住の代わりに出た控えセンターのポジションを主体に攻めた。
それが、湘北リードの要因である。


田岡は我慢できず、魚住を残り時間6分15秒で出場させた。


流れは、一気に綾南となる。

主将の魚住は、試合中に考えた。


(ゴール下の得点感覚。赤木のそれは天性だ。
オレにはない。オレの負けなのか。イヤそうじゃねぇ)


次の瞬間、魚住は赤木との直接対決を避け、仙道にパス。
仙道は福田にパスし、福田が点をとる。


(うちには点をとれる奴がいる。
オレが30点も40点も入れる必要がない。
オレはチームの主役じゃなくていい)


魚住はそれから一気に湘北を圧倒する。

赤木をブロックし、桜木と赤木に対して空中戦を制し、リバンドをとる。

身体を強打をしながら、魚住はリバンドを意地でとった。

仙道と福田に対し、こう言い放つ。


「こういう仕事はオレに任せろ」
by,魚住純


それから、息を吹き返したように、綾南は湘北を追いあげる。

主将としての仕事をまっとうした魚住は、この試合後、バスケを辞めることになる。
綾南が負けて、チームが解散したからである。




仕事というのは、学生の戯れ事ではないから、好きなことをして、嫌なことはしないで通るものではない。

だからこそ、自分を捨てるというのが大事なのかもしれない。

いつかは、自分にチャンスが回ってくると信じて、仕事をしていく。




タカセ


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#20 全てをこのコートに…… [スラムダンク]

「あと20分。技術も…気力も…持てるもの全て…
全てをこのコートにおいてこよう」
by,安西先生(スラムダンク)






以前、負けることについて説いた。

あれは、結果論の話である。

勝負事については、まず「勝つ」ことが前提である。

だからこそ、全力で挑むのだ。


SLAM DUNK 26 (ジャンプ・コミックス)

SLAM DUNK 26 (ジャンプ・コミックス)

  • 作者: 井上 雄彦











湘北の対戦相手は、最強の山王工業。

試合前の前夜、安西先生は、選手たちに山王のビデオを見せる。
自信を失うのはわかっていたが、現実を見せたかった。


「全国制覇を成し遂げたいのなら、もはや何が起きようと揺らぐことのない……。断固たる決意が必要なんだ!!」
by,安西先生


湘北の選手たちに言い聞かすと、安西先生は、夜遅くまで考えた。
「勝つ方法」を……。

なにせ、勝負事に絶対はないのだから。


試合の当日、湘北はいいムードで前半戦を終えた。
スコア36―34で湘北が勝っていた。


それでも、山王は動揺をせず、ハーフタイムを過ごし、コートで湘北のメンバーを待ち続ける。


「前半はいい出来だった。そして忘れよう。
まだ5合目にきたばかりだ。
山王を王座から引きずり降ろすための、本当の挑戦はここからだ。
あと20分。技術も…気力も…持てるもの全て…
全てをこのコートにおいてこようby,安西先生




勝つために全力を尽くすことが大事なことである。

持てるものを総動員させる。

それで負けたら、笑おう。
泣くのではなく、笑う。

一生懸命やったのだから……。




タカセ




#7 負けたことがある [スラムダンク]

「はいあがろう。『負けたことがある』というのが、いつか大きな財産になる」
by,山王工業堂本監督(スラムダンク)




負けることは、勝つよりも得られることがある。

悔しい気持ちが人間を奮い立たせるのだ。

それに、負けたことで見えてくる世界が、必ずはるはずだ。




絶対的王者「山王工業」は、全国大会で確実に優勝する、と言われていた。

前評判では「過去最強」と称されていた。

センターの河田は、そのまま大学に入学してセンターを務めても、大学バスケ界でトップ3になれる実力がある、と言われている実力者。


山王のキャプテン深津は、山王のブレイン的存在である。周りを見て、つねに冷静なプレーをし、相手の流れを絶つことができる、ナンバー1ポイントガード。


日本一の高校生プレーヤー沢北は、本場アメリカのバスケに挑戦しようとする天才。


この3人に加え、全国でもトップクラス級の選手たちがいた。


そんな史上最強チームは、まったくもって無名の湘北高校に負けた。
それも、大差をつけておきながら、まさかの逆転負けをした。

湘北の底知れない力が、山王を上回った。

史上最強チームは、全国大会の2回戦で敗れた。

信じられない選手たちは、呆然としている者もいれば、泣いている者もいた。

そんな選手たちにかけたことばが……


「はいあがろう。『負けたことがある』というのが、いつか大きな財産になる」
by,山王工業堂本監督




結果ではなく、過程が大事なのではないか。

勝つ方がもちろんいいが、勝ち続けることはできない。

必ず負けて、負けたときに周りを見渡す余裕が出てくると思う。

そのときに、感じるはずだ。


勝敗も大事だけど、オレたち、一生懸命やってきたよなって。

だから、負けても良かった。




タカセ


#3 ぶちかませっ!! [スラムダンク]

「ぶちかませっ!!
by,流川楓(スラムダンク)



認めたくないやつが、誰にでもいるはずだ。
でも、必死であったらそんなことは忘れて、叫びたくなる。

応援をするために、大声で叫ぶ。



桜木花道が主人公のスラムダンクにおいて、流川楓の存在は必要不可欠である。

流川は、桜木と同じ湘北高校1年生。
桜木の同期である。

素人の桜木と天才ルーキー流川。
この凸凹コンビが湘北の起爆剤でもある。

いつも仲が悪く、桜木は流川の活躍を妬み、流川は桜木を相手にしない。



そんな2人だが、ときには互いに驚かされたりもする。

湘北がある神奈川県では、全国大会に向かって、厳しい県予選が行われていた。
湘北の相手は「常勝軍団」の海南大付属高校。

湘北はこの海南大相手に、あともう一息のところまできていた。
流川の活躍によって、海南大を追い込んでいたが、試合の終盤は体力の限界から、ベンチに退いていた。

「仲間を信じよう」と安西先生から言われ、仕方なしに流川は試合を見守った。


桜木は『神奈川県No1選手』の牧に対して、スラムダンクをしようと試みる。


そのとき、試合を見ていた流川がベンチから

「ぶちかませっ!!」と叫んだ。


その直後、冷静になり「まーあのくらいは…やんないと」
恥ずかしそうに、つぶやく流川であった。




「無我夢中」ということばがあるように、夢中になると何でもいいような精神状態になる。

ときには、認めたくない相手であろうと、無我夢中で応援してしまう。

それほど物事に没頭している。一度でもいいから、没頭してみたい。

そして、大声で叫んでみたいものだ。



タカセ

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#1 今なんだよ! [スラムダンク]

「オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本のときか?オレは……今なんだよ!」
by,桜木花道(スラムダンク)




マンガを読んでいると「絵」と「セリフ」しかないことに、ふと気付く。

当たり前のように読んでいるから、そんなことは気にしない。

でも、気付いたときに「絵」と「セリフ」だけで魅せられている自分がいた。

このブログでは、『マンガの“そこんとこ”集めました』。




上記のセリフは『スラムダンク』からのセリフ。

桜木花道は、スラムダンクの主人公。
バスケットボールど素人の主人公、桜木花道は、このセリフを吐いた試合では、ベンチにいた。

桜木のいる湘北高校は、全国大会の2回戦で日本一の高校「山王工業」と死闘を繰り広げていた。
全国大会初出場の湘北は、山王相手に必死に喰らいつくような試合展開。

大事な試合の終盤、湘北のメンバーに当ったまんま、ボールがコートに出ようとしたときに、
桜木は、そのボールを追いかけ机に向かってダイブ!!

桜木は机に背中を強打したものの、ボールは助かり、終盤において大事なプレーをした。

しかし、その代償は大きく、桜木は背中の痛みでベンチに退いてしまった。

「選手生命」まで関わる怪我かもしれない。
湘北の監督、安西先生は桜木を苦渋の選択でベンチに退かせた。


「指導者失格です。あと少しで一生後悔するところでした…」
by,安西先生


「オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本のときか?オレは……今なんだよ!」
by,桜木花道



「決断」というのは大事なことで、なかなかできることではない。

私も決断があまりできないが、決断をした。

「ブログを書こう!」と。

だから書く。毎日。誰かに何かを伝えるために……。





タカセ




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