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#49 私の子でしょ? [ONE PIECE]

「口先だけでも親になりたい。あいつら…私の子でしょ?」
by,ベルメール(ONE PIECE)









ナミとノジコの姉妹は、本当の姉妹ではなかった。

それに、ふたりの親であるベルメールも本当の親ではない。


アーロンたちは村に行くと、村の人たちからお金を巻き上げた。


「大人一匹10万ベリー。子供一匹5万ベリー。家族分払って、村は無事だ」
(アーロン)


ベルメールには、お金がなかった。
大人であるベルメールと、こどものナミとノジコ。
三人で20万ベリー。

しかし、ベルメールの家にある財産は10万ちょっとしかなかった。

ゲンゾウはそれを知り、不在であるナミとノジコの分を排除し、ベルメールだけのお金を払おうと考え、アーロンの前で演技を始める。


アーロンに気づかれず、10万ベリーを払いことが収まったかのように思えた。


「よかった。これで助けてもらえるのね。子供二人で10万ベリー……!!それは私の娘達の分。私の分は足りないわ。ゲンさんごめんなさい…私…!!家族がいないなんて言えないや。たとえ命を落としても………!!口先だけでも親になりたい。あいつら…私の子でしょ?
by,ベルメール


ナミとノジコは、その様子を見ていた。涙を流しながら……。


「ナミ!!ノジコ!!もっといろいろ…本でも!!洋服でも!!いっぱい買ってあげたかった…!!!ごめんね…!!私…母親らしいこと何もしてあげられなかったね…」
(ベルメール)


ふたりのこどもたちを抱きしめながら、最後のことばを伝える。


その直後、アーロンの銃がベルメールの額に当てられた。


「ノジコ!!ナミ!!大好き♡」
(ベルメール)


そう言うと、アーロンに殺されてしまう。


ベルメールは、ノジコとナミに対して、こう言っていた。


「ノジコ!!ナミ!!誰にも負けるな!!女の子だって強くなくちゃいけない!!何があっても生まれてきたこの時代を憎まないで………!!人に褒められなくたって構わない!いつでも笑ってられる強さを忘れないで…生き抜けば必ず楽しいことが……たくさん起こるから………!!!」
by,ベルメール






タカセ


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#45 くそお世話になりました [ONE PIECE]

「長い間!!!くそお世話になりました!!!」
by,サンジ(ONE PIECE)










ルフィはサンジを仲間にしようと勧誘するが、サンジはコックを続ける決心をした。

サンジはオールブルーを追い求めていて、オールブルーに行くのが夢であり、ルフィと語り合っていた。

それを見ていたゼフ。


「うれしそうな顔しやがって…バカが」
(ゼフ)


バラティエのコックたちは、サンジに冷たい態度をとっていた。

サンジが作った、傑作というスープを「ブタのエサか」と言って、投げ捨てる始末。
ゼフもそうした。


「あのチビナスを一緒に連れてってやってくれねェか。〝偉大なる航路〟はよ……あいつの夢なんだ」
(ゼフ)


ルフィに頼むと、バラティエのコックたちは、サンジが出ていったため、スープをおかわりするほど飲んでいた。
サンジを海賊にさせるための演技であったのだ。


サンジとゼフはそれぞれもの思いにふけっていた。
昔を思い出しながら……。


そして、旅立ちのときがやってくる。

サンジは仲間たちに何も言わず去ろうとしていた。


「おいサンジ。カゼひくなよ」
by,ゼフ


「オーナーゼフ!!!……長い間!!!くそお世話になりました!!!この御恩は一生…!!!忘れません!!!!」by,サンジ





タカセ

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#44 一本の槍 [ONE PIECE]

「腹にくくった〝一本の槍〟にゃ敵わねェこともある…」
by,ゼフ(ONE PIECE)









ルフィがクリークと闘っていた。

クリークのM・H・5という攻撃で、クリークの仲間であるギンは犠牲になる。
恩人であるサンジを助けるために、自分が犠牲になったのだ。


「絶対死ぬなよギン…!!あんな奴になんか殺されるな!!!意地で生きろ!!わかったな!!?あいつはおれがブッ飛ばしてやるから」
by,ルフィ


そこから、ルフィとクリークの闘いが始まる。

クリークは全身を鋼鉄の鎧で固めていて、多数の武器を所持している。

ルフィには分が悪い。

それを見ていたゼフがサンジに語りかける。


「たまにいるんだ。標的を決めたら死ぬまで戦うことをやめねェバカが…ああいうのを敵に回すと厄介なモンだぜ…この勝負、勝つにせよ負けるにせよ、おれはああいう奴が好きだがね…」
(ゼフ)


ルフィは、ボロボロになりながら、クリークに攻撃を続ける。
いつかは、倒せると信じて……。


「全身に何百の武器を仕込んでも、腹にくくった〝一本の槍〟にゃ敵わねェこともある…生きるか死ぬかの海賊の戦場じゃあ。一瞬でも死に臆した奴はモロくくずれる。少なくともあの小僧にためらいはない。生きるための装備か…死を恐れぬ〝信念〟か…
by,ゼフ


結果は、死を恐れぬ〝信念〟が上回った。




タカセ

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#29 もう一度 [ONE PIECE]

「もう一度、仲間と呼んでくれますか!!!?」
by,ビビ(ONE PIECE)




ある「印」の話である。

敵の特性を知ったために、その対策として印を決め、その印を「仲間」の印とした。





アルバーナの王女ビビは、国の反乱も治まり、国の復旧が続けられ、スピーチを行うことになった。


「少しだけ冒険をしました」
ビビのそんなことばから始まったスピーチは、ルフィ海賊団のことであったが、国の王女が海賊にいたと知れたら大問題になるため、海賊とは伏せながらルフィたちと出会い、ルフィたちと過ごしたことをたんたんと話していた。


ルフィたちは、ビビのことを沖で待っていた。
このまま冒険を続けるのであれば、12時に沖に待ち合わせを、と約束していたのだ。


ルフィたちは待つものの、12時を回ったら出航しないとならない。
なぜなら海軍がやってくるからである。


そのとき、ビビが訪れた。
拡声器を持ちながら、スピーチをしていたのである。


ルフィたちは喜んだが、ビビは


「私…一緒には行けません!!!今まで本当にありがとう!!!
冒険はしたいけど、私はやっぱりこの国を愛してるから!!!!
だから行けません!!!私は…私はここに残るけど……!!!
いつかまた会えたら!!
もう一度、仲間と呼んでくれますか!!!?」
by,ビビ


その問いにルフィたちは応えることができない。
なぜなら、海軍にバレたらビビが海賊の一味であることを知られてしまうからだ。


しかし、ルフィたちの左腕には「×」の印があった。
敵のマネマネの実の能力を対策するために、ルフィたちが考えたことである。


「よし!とにかくこれから何が起こっても、
左腕のこれが、仲間の印だ」
by,ルフィ


そう決めたルフィたちの左腕には「×」が記されていた。
仲間に送るサインである。


ビビの問いに対して、ルフィたちは左腕を空に伸ばし、高らかに挙げた。
ビビに対する「仲間の印」をルフィたちは示したのである。




その想いは、かならず届いたはずだ。

ことば以外でも、伝える方法がある。

きっと、いつまでも心に残るサインであった。




タカセ


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#21 ありがとう [ONE PIECE]

「愛してくれて……ありがとう」
by,ポートガス・D・エース(ONE PIECE)





感謝の気持ちは、忘れてしまう。

日常の当たり前が、そうさせてしまうのかもしれない。




ONE PIECE 59 (ジャンプコミックス)

ONE PIECE 59 (ジャンプコミックス)

  • 作者: 尾田 栄一郎











エース救出を成功したルフィたちは、白ひげの船長命令によって海軍から脱出をはかる。


「……おれが親父でよかったか…?」
(白ひげ)


「勿論だ……!!!」
(エース)


白ひげの決意を無駄にしたくはないが、そこを邪魔したのが大将赤犬であった。


「〝白ひげ〟は敗北者として死ぬ!!!ゴミ山の大将にゃあ誂え向きじゃろうが」(赤犬)


「〝白ひげ〟はこの時代を作った大海賊だ!!!」(エース)


エースは大事な人をけなされたことから、赤犬と闘うことになる。

しかし、ルフィに対し赤犬は攻撃をしようとした。
エースがルフィをかばい、赤犬の攻撃を受けた。


「ごめんなァ………………ルフィ。ちゃんと助けて貰えなくてよ……!!!
すまなかった……!!!聞けよルフィ……!!!
心残りは……一つある…お前の…〝夢の果て〟を見れねェ事だ………
だけど、お前なら必ずやれる……!!!おれの弟だ……!!!
…昔…誓い合った通り…おれの人生には…悔いはない!!
…おれが本当に欲しかったものは…どうやら〝名声〟なんかじゃなかったんだ
……おれは〝生まれてきてもよかったのか〟欲しかったのは…その答えだった。
……ハァ…もう…大声も出ねェ………ルフィ、おれがこれから言う言葉を……
お前、後からみんなに…伝えてくれ。
……オヤジ……!!!みんな……!!!そして、ルフィ……。
今日までこんなどうしようもねェおれを、
鬼の血を引くこのおれを……!!
愛してくれて……ありがとう
by,ポートガス・D・エース




最後に気づいた。

人生の最後に、感謝することを覚えた。

「ありがとう」って……。

愛してくれる人が、必ずいるはずだ。

そしたら、感謝の気持ちを忘れず「ありがとう」と言いたい。




タカセ



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#18 礼を言う [ONE PIECE]

「礼を言う。おれはまだまだ強くなれる」
by,ロロノア・ゾロ(ONE PIECE)




精神や肉体を鍛錬し、そのことを心技一体と言う。


ONE PIECE 21 (ジャンプ・コミックス)

ONE PIECE 21 (ジャンプ・コミックス)

  • 作者: 尾田 栄一郎











北ブロック。メディア議事堂、表通り。


この場所でロロノア・ゾロは、Mr,1と戦っていた。

「殺し屋」VS「賞金稼ぎ」の対決である。


Mr,1の特徴は、スパスパの実を食べた能力者。
体全体が鉄の強度で、剣士と名乗る者に傷ひとつつけられたことがない。


「こういう『窮地』をおれァ待ってた!!!
そろそろもう一段階強くなりてェと燻ってたとこさ。
おれがお前に勝った時…
おれは鉄でも斬れる男になってるわけだ」
(ゾロ)


Mr,1に攻撃をしても、全く斬れない。
ゾロは、次々に攻撃を喰らわすが、Mr,1には傷ひとつ残らない。

しまいには、Mr,1にやられる始末であった。


「おれに足りねェものは一体何だ………!!?」
(ゾロ)


そして、ゾロは昔を思い出す。先生であり、くいなの父親のことばを。


「いいかい。世の中にはね、『何も斬らない』事ができる剣士がいるんだ。
…だけどその剣士は鉄だって斬れる、同じ刀でね…
〝最強の剣〟とは…
守りたいものを守り、斬りたいものを斬る力。
触れるものみな傷つける様な剣は、
私はね…〝剣〟だと思わない
by,先生


死の境地に立たされたゾロは、先生のことばの意味を知る。

「何も斬らない」というのは「呼吸」を知れということである、と。


血だらけのゾロは、一本だけ刀を拾い、草を斬るが斬れない。
次に石を斬る。これはかんたんに斬れた。


「あとは、おれに本当に鉄を斬る程の実力があるかどうかだ…!!」
(ゾロ)


覚悟を決めたゾロは、全身鉄のMr,1に刀一本で挑む。


「もう受けねェ…
一刀流『居合』…〝獅子歌歌〟!!!
礼を言う。おれはまだまだ強くなれる
by,ロロノア・ゾロ


鉄を斬る剣士になったゾロは、勝負の間に成長を遂げた。




強さの定義はさまざまだ。

成長を遂げることで強くなり、次にステップアップしていく。

できないことをできるようになったら、成長と言える。




タカセ




#9 仲間だろうが!!!! [ONE PIECE]

「おれ達の命くらい一緒に賭けてみろ!!!仲間だろうが!!!!」
by,モンキー・D・ルフィー(ONE PIECE)




「信頼」があるとしたら、どんなことでも乗り切れると思う。

例えどんな困難が来ようと、信頼がする仲間がいる限り、必ず大丈夫。




アラバスタ王国の王女ビビ。
アラバスタ王国を支配しつつあるバロックワークスは、国中で反乱を起こしていた。

バロックワークスの社長クロコダイルは、王下七武海の一人で、かなりの強敵である。


アラバスタの平和を取り戻すために、ルフィたちはビビとともにクロコダイルを倒すことにする。

しかし、ルフィはある不満を抱くようになる。
ビビは、反乱軍を止めることが先決と考えた。
ルフィは、反乱軍を止めようとしてもできないだろうから、クロコダイルを倒すことが先決と考えた。



ルフィの言いたいことは「人は死ぬぞ」ということであった。

ビビは「誰も悪くないのに、なぜ誰かが死ななきゃならないの!?
悪いのは全部クロコダイルなのに!!!」


ルフィは、ビビが一人で国のことを考え、一人で命を賭けて守ろうとしていることに不満を抱いたのであった。
そして、ビビに対して言い放ったことばが……。


「おれ達の命くらい一緒に賭けてみろ!!!仲間だろうが!!!!」
by,モンキー・D・ルフィ




一緒になって、何かを成し遂げようとすれば何でもできるはずだ。

「信頼」が背中を押してくれる。きっと。




タカセ



#4 生まれてきてよかったのかな [ONE PIECE]

「おれは……は生まれてきてもよかったのかな…」
by,エース(ONE PIECE)



どんなに強く生きてきても、粋がっていても弱音は出てしまう。
強い人間なんて、この世の中にはいない。

誰かと繋がっていないと、人間は不安になる。
だから、人間は弱い。

でも、繋がりがあると人間というのは、強くなる。




エースはゴール・D・ロジャーの息子である。
ロジャーは『ひとつなぎの大秘宝=ワンピース』を〝この世に置いてきた〟人物。

言わずと知れた、大海賊。


エースはそんなロジャーの息子のため、一般市民からは「鬼の子」と言われ軽蔑されてきた。

また、ロジャーに対する批判は絶えず、孤独に生きているエースにとっては人間全員が「敵」であった。


そして、一応は育ての親であるガープに疑問を投げかける。

「ジジイには…孫がいるんだろう?
そいつは……幸せそうか?」(エース)

「ああルフィか。元気に育っとるわい」(ガープ)

「ジジイ……
おれは……生まれてきてもよかったのかな…」
by,エース


「そりゃおめぇ……生きてみりゃわかる」
by,ガープ




疑問は生まれる。そして、正解は出ない。

ガープの「生きてみりゃわかる」のことば通りである。

人生はテストではない。
模範回答もなければ、傾向や対策なども存在しない。
ましては、評価する人もいない。

だからこそ、生き続けないとわからない。
それが人生なのだ。

人間は一人ではなく、死んでもいいやつなんか存在しない。
人間誰しも、誰かと繋がって生きている。だから、今日も生きている。

「めでたし、めでたし」で終わるように、生きている。



タカセ



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