#21 ありがとう [ONE PIECE]
「愛してくれて……ありがとう」
by,ポートガス・D・エース(ONE PIECE)
感謝の気持ちは、忘れてしまう。
日常の当たり前が、そうさせてしまうのかもしれない。
- 作者: 尾田 栄一郎
エース救出を成功したルフィたちは、白ひげの船長命令によって海軍から脱出をはかる。
「……おれが親父でよかったか…?」
(白ひげ)
「勿論だ……!!!」
(エース)
白ひげの決意を無駄にしたくはないが、そこを邪魔したのが大将赤犬であった。
「〝白ひげ〟は敗北者として死ぬ!!!ゴミ山の大将にゃあ誂え向きじゃろうが」(赤犬)
「〝白ひげ〟はこの時代を作った大海賊だ!!!」(エース)
エースは大事な人をけなされたことから、赤犬と闘うことになる。
しかし、ルフィに対し赤犬は攻撃をしようとした。
エースがルフィをかばい、赤犬の攻撃を受けた。
「ごめんなァ………………ルフィ。ちゃんと助けて貰えなくてよ……!!!
すまなかった……!!!聞けよルフィ……!!!
心残りは……一つある…お前の…〝夢の果て〟を見れねェ事だ………
だけど、お前なら必ずやれる……!!!おれの弟だ……!!!
…昔…誓い合った通り…おれの人生には…悔いはない!!
…おれが本当に欲しかったものは…どうやら〝名声〟なんかじゃなかったんだ
……おれは〝生まれてきてもよかったのか〟欲しかったのは…その答えだった。
……ハァ…もう…大声も出ねェ………ルフィ、おれがこれから言う言葉を……
お前、後からみんなに…伝えてくれ。
……オヤジ……!!!みんな……!!!そして、ルフィ……。
今日までこんなどうしようもねェおれを、
鬼の血を引くこのおれを……!!
愛してくれて……ありがとう」
by,ポートガス・D・エース
最後に気づいた。
人生の最後に、感謝することを覚えた。
「ありがとう」って……。
愛してくれる人が、必ずいるはずだ。
そしたら、感謝の気持ちを忘れず「ありがとう」と言いたい。
タカセ
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