#14 一の太刀 [バガボンド]
「命の最後の火-まさに言葉通りの、一の太刀」by,植田良平(バガボンド)
小学校のとき「死」について考えた。
(死んでしまったらどうなるのか。この身体はなくなる。それなら、この感情はどうなるのか)
そんなことを考えていると、終わりがなく、ただ恐怖しかのこらなかったことを覚えている。
- 作者: 井上 雄彦
宮本武蔵は、吉岡清十郎と吉岡伝七郎を倒したことで、吉岡一門70人と斬り合うことになる。
武蔵は自ら吉岡の主力たちの前に現れた。
しかし、斬り合いをする前日ということもあり、植田良平は斬り合いを避ける。
「今ここでやるのかやらねえのか、どっちだ!!」
by宮本武蔵
こうして、宮本武蔵VS吉岡一門70人の斬り合いが行われる。
武蔵は、ほぼ全員を倒し、帰路に着こうと思ったら、軽傷であった吉岡一門のひとりが武蔵に向かってきた。
不意を突かれた武蔵だったが、その居合を逃れる。
しかし、背後から植田が最後の居合を武蔵に食らわす。
「命の最後の火-まさに言葉通りの、一の太刀」
by,植田良平
植田は幼少期から、清十郎と伝七郎とともに切磋琢磨してきた。
先生から教わる。
「闘いに『次』はない。
いま!ここ!今ここですべてを相手に伝える!!
それ即ち一の太刀!!」
by,先生
植田の一の太刀は、武蔵に深い傷を与えた。
武蔵はこの斬り合いに勝ったものの、後遺症を残した。
「次」はない。
人生がそうだ。次はなく、今しかない。
だから、死を考えるのはもったいないことである。
後先を考えるのではなく、今を考えることにした。
タカセ
2010-12-22 19:21
nice!(0)
コメント(2)
トラックバック(0)
今を考えて、楽しめたなら…
死ぬときに後悔が少なそうだよねー。
あと、バカボンドの発音の仕方に悩む。
by み (2010-12-22 23:31)
みさん
そうですよね。
今を考えることはやっぱり大事です。
バガを強くしてボンドというのか、そのままバガボンドなのか?
どっちでしょうね?
by takase (2010-12-26 18:19)