#46 守ってやってくれ [ドラゴンボール]
「オ…オレのスキだった自然や動物たちを………ま……守ってやってくれ」
by,人造人間16号(ドラゴンボール)
以前、『#41 やってみます』で書いた続きのようなものである。
孫悟空の指名を受けた悟飯は、セルと闘うことになる。
「も…もうやめよう…………こんな闘い意味がないよ………。ボ…ボクはほんとうは闘いたくないんだ…殺したくないんだよ………。たとえ、おまえみたいにひどいヤツでも………。おとうさんみたいに闘ったりするのスキじゃないんだ」
(悟飯)
セルに言ってみるものの、意味がなかった。
セルは、悟飯の真の強さを出せるために、悟飯を怒らせようとする。
悟飯に対して攻撃を続けるが、一向に怒りを見せない。
すると、人造人間16号がセルと共に自爆をしようとする。
しかし、16号の体の中には爆弾がなく、セルにやられてしまう。
セルは悟飯が怒らないため、悟飯の仲間たちにセルジュニアをぶつける。
トランクス以外ドラゴンボールで生き返らないと知っている悟飯は、じょじょに怒りを見せる。
しかし、悟飯は最後の最後で怒りを見せられない。
(み…みんな…みんな、殺されてしまう…!!ほ…ほんとにボクに、す…すごい力がかくされているのなら、そ…その力をだしたい…!!そ…その力でセルたちを倒したい…………!!だ…たけど…ど…どうやったら、どう怒ったらその力がだせるのかわからないんだ…………)
悟飯はあせりを見せていた。
自分がどうにかしないと、お父さんである悟空も、師匠であるピッコロも倒されてしまう。
すると、倒されたはずの16号が顔だけを悟飯の元に投げるよう、サタンに指示した。
「そ…孫悟飯……正しいことのために、た…闘うことは罪ではない…は…話し合いなど通用しないあいてもいるのだ…せ…精神を怒りのまま自由に解放してやれ……………。き…気持ちはわかるが、もうガマンすることはない……。オ…オレのスキだった自然や動物たちを………ま……守ってやってくれ」
by,人造人間16号
そう言うと、セルによってとどめをさされる。
その瞬間、悟飯の中で何かがきれた。
「もうゆるさないぞ。おまえたち…………」
by,孫悟飯
悟飯はこの瞬間、悟空を超えた戦士となる。
タカセ
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