#11 一緒に強くなる!! [NARUTO]
「私もいる!私だって一緒に強くなる!!」
by,春野サクラ(NARUTO)
ひとりで物事を抱え込むケースがある。
機会を逃すと相談したり、弱音を吐いたりするタイミングが難しい。
そのときは、そっと手を伸ばしてみたらどうか。
- 作者: 岸本 斉史
第7班というチームが存在する。いや、正確に言うのであれば存在していた。
何をやってもダメな忍者、ナルト。
意外性とド根性を合わせ持つ忍である。
サスケを敵対視し、サクラに恋心を寄せるナルトは、火影になることが夢である。
成績優秀なサクラ。
サスケに淡い恋心を抱き、ナルトをうざがるサクラは、忍術ではなく恋に没頭している。
天才うちは一族のなかでも天才忍者、サスケ。
兄に復讐を誓うサスケは、チームワークなんか関係なしに同じチームの二人を足手まといと感じていた。
そんな3人が集まっているのが第7班。チームワークはバラバラであった。
しかし、カカシ先生を筆頭に、任務をこなしていきチームワークを深めていった。
サスケは、ナルトを認めるようになる。
「お前と戦いたい」と言ったほどである。
ナルトは、サスケを仲間と思い、兄弟と思うようになった。
サクラはそんな二人を見て、忍術にまじめに取り組むようになった。
しかし、サスケが力を求めるあまり、チームは崩壊する。
サスケ奪回のため、サクラとナルト、カカシはそれぞれ成長を遂げる。
そして、新たな第7班が動き出す。
カカシは体が動かないため、代わりにヤマトが先生となり、サスケの代わりに根のサイが第7班となった。
サイには人間の感情がなく、笑うことも悲しむこともしらない。
ナルトはサイをサスケの代わりとして認めたくないが、サスケ奪回のためなら、とナルトは仲間として認める。
しかし、サイは大蛇丸とともに行動をし、残りの第7班はサイを追跡し、サスケと再会することができた。
サイは、ナルトがサスケを想っていることに興味を持ち、人間の心をじょじょに身につける。
サスケと再会しても、第7班は何もできなかった。
ナルトは「弱えェ……」と自分を責める。
その光景を見ていたサクラが……
「泣いたってサスケくんは帰ってこないでしょ!
私もいる!私だって一緒に強くなる!!」
by,春野サクラ
「二人より三人の方がいいに決まってる。それにボクは結構強いからね」
by,サイ
「……ありがとう…だってばよ…」
by,ナルト
絆を深めた新生第7班であった。
三本の矢が話が存在するように、一本よりも数が多ければ多いほど強くなる。
チームというのはそういうものである。
一人で抱え込むのではなく、仲間が手を差し伸べることで強くなり、たくましくなる。
そうやって、人間は強くなっていく。
タカセ
2010-12-19 16:31
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